
DIYで断熱材を探したり、新築やリフォームの打ち合わせで図面を見たりしていると、「スタイロフォーム」という名前をよく目にしますよね。
でも、カタログやホームセンターの売り場を見ると、いろいろな種類があって戸惑ってしまうこともあるかもしれませんね。
とくに数字で分けられていると、どれが自分の目的に合っているのか気になりますよね。
この記事では、そんな疑問を解決するために、それぞれの特徴や選び方をわかりやすく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、あなたのお家やDIYの計画にぴったりの断熱材がきっと見つかるはずです。
理想の快適な空間づくりのために、一緒に詳しく見ていきましょう。
それぞれの種類は断熱性能と強度のバランスが違います

スタイロフォームという名前は、もともと「押出法ポリスチレンフォーム断熱材」と呼ばれる材料の、代表的な商品名なんですね。
JIS(日本産業規格)という基準によって、大きく分けて1種・2種・3種というふうに分類されているんです。
この分類の最も大きな違いは、「断熱性能(熱伝導率)」と「圧縮強さ(強度)」の違いなんですね。
専門的な言葉が出てくると少し難しく感じるかもしれませんが、とてもシンプルな法則があるんです。
それは、数字が大きくなるほど、断熱性能が高くなるということなんですね。
反対に、強度の面から見ると、それぞれ用途に合わせてバランスよく作られているんです。
ざっくりとイメージを分けると、以下のようになります。
- 1種は「強度寄り」で、建築現場で最もよく使われるスタンダードなタイプ
- 2種は「バランス型」で、1種よりも少し性能をアップさせたタイプ
- 3種は「断熱寄り」で、とくに暖かい家を作りたい時に選ばれる高性能なタイプ
このように、目的や重視したいポイントによって、最適な種類が変わってくるというわけなんですね。
「とにかく暖かい家にしたい!」という場合は3種が向いていますし、「そこまでの断熱性は求めていないけれど、しっかりとした強度が欲しいな」という場合は1種や2種が選ばれることが多いかもしれませんね。
それぞれの特徴を知っておくと、業者さんとの打ち合わせもスムーズに進むそうですよ。
なぜ数字によって性能が変わるのか詳しく見ていきましょう

断熱性能の秘密は「熱の伝えにくさ」にあります
断熱性能の目安となる数値に「熱伝導率」というものがあります。
これは、熱の伝えやすさを表す数値で、数値が低いほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いという意味になるんですね。
私たちも、冬に薄い服を着るより、しっかりと熱を逃がさない厚手のコートを着たほうが暖かいとわかりますよね。
それと同じように、スタイロフォームも種類によって熱を逃がさない力が違うんです。
具体的な目安として、以下のように定められているとされています。
- 1種(1種b):0.036以下
- 2種(2種b):0.034以下
- 3種(3種bA):0.028以下
- 3種(3種bC):0.024以下
- 3種(3種bD):0.022以下
こうして比べてみると、1種よりも2種、2種よりも3種のほうが数値が小さく、より断熱性に優れていることがわかりますよね。
最近は、お家をより快適に保つ「高性能住宅」が増えているので、断熱材もより性能の高い3種が選ばれることが多くなっていると言われています。
とくに3種の中でもさらに数値が低いものは、冷凍庫や冷蔵倉庫など、絶対に熱を通したくない厳しい環境でも活躍しているそうなんですね。
建物を支える「圧縮強さ」の違いについて
断熱材は、壁の中や床下など、目に見えない場所で建物を守ってくれる大切な存在ですよね。
そのため、ただ暖かいだけではなく、上からの重さや圧力に耐える「圧縮強さ」も重要になってくるんです。
実は、この圧縮強さにも少しずつ違いがあるんですね。
- 1種(1種b):16N/㎠
- 2種(2種b):18N/㎠
- 3種(3種b):20N/㎠
基本的には、どれも十分な強度を持っているので安心してくださいね。
ただ、土台の近くや、どうしても荷重がかかりやすい場所などには、強度の高いものが求められることもあります。
断熱性能と強度の両方を見ながら、大工さんや設計士さんが「ここにはこれがぴったりだな」と選んでくれているんですね。
そう考えると、お家づくりって本当に奥が深くて面白いと思いませんか?
目的別に見る!それぞれの種類と代表的な製品例
手軽に使えて一般的な「1種」
1種は、一般建築用として最も広く使われているスタンダードなタイプです。
デュポン・スタイロというメーカーの代表的な製品名では、「スタイロフォームIB」という名前で呼ばれていることが多いですね。
建築の現場では「1bC種」という規格のものが一般的によく使われるとされています。
DIYで床の断熱をしたり、ちょっとした小屋を作ったりする時にも、ホームセンターなどで手に入れやすいのが嬉しいポイントですよね。
私たちも、初めて断熱材を扱う時は、まずはこの1種から試してみると扱いやすいかもしれませんね。
少し性能をアップしたい時の「2種」
2種は、1種よりも少しだけ断熱性能を高めたい時に選ばれる、バランスの取れたタイプです。
代表的な製品名としては、「スタイロフォームB2」などが挙げられます。
1種では少し心もとないけれど、3種ほどの高性能は必要ないかな、という中間のニーズにしっかりと応えてくれるんですね。
たとえば、寒冷地ではないけれど、少し冬の底冷えが気になるお部屋の床下リフォームなどにちょうど良いかもしれません。
商品名とJISの記号は必ずしも一致しないので、「この商品は2種の性能があるんだな」と確認しながら選ぶと失敗がないですよね。
しっかり断熱したい時の「3種」
3種は、先ほどもお話しした通り、断熱性能が最も高いタイプです。
代表的な製品名には、「スタイロエース-Ⅱ」などがあります。
最近の省エネ基準を満たしたエコなお家や、冬でもポカポカの暖かいお家を作りたい時には、この3種が大活躍してくれるんです。
また、3種の中にもさらに細かく性能が分かれていて、業務用の冷凍冷蔵施設など、プロの現場でも頼りにされているんですね。
「せっかくリフォームするなら、徹底的に暖かくしたい!」という方は、少し予算をプラスしてでも3種を選ぶ価値は十分にあるかもしれませんね。
用途に合わせて最適な種類を選びましょう
ここまで、いろいろな角度から特徴を見てきました。
おさらいとして、選び方のポイントを簡単にまとめておきますね。
- 1種(スタイロフォームIBなど):一般的で手に入りやすく、強度と価格のバランスが良い。DIYや一般的な住宅向け。
- 2種(スタイロフォームB2など):1種よりも少し断熱性を高めたい時に選ぶ、中間的なバランス型。
- 3種(スタイロエース-Ⅱなど):熱伝導率が低く、断熱性能が一番高い。高気密・高断熱の住宅や、徹底的に寒さ対策をしたい方向け。
カタログを見ると「1種b(C)」や「3種b(A)」など、少し複雑な記号が並んでいて難しく感じるかもしれません。
でも、「数字が大きいほど断熱性が高い」という基本さえ覚えておけば、迷わずに自分に合ったものを見つけることができるはずです。
もしわからないことがあれば、メーカーのホームページで確認したり、ホームセンターの店員さんに「これは何種ですか?」と聞いてみたりするのも良い方法ですよね。
あなたにぴったりの断熱材で快適な空間づくりを
家づくりやDIYは、材料を選ぶ時間もわくわくして楽しいですよね。
「どの断熱材を使えば、家族みんなが快適に過ごせるかな?」と想像しながら選ぶのは、とても素敵な時間だと思います。
今回ご紹介した「スタイロフォーム 1種 2種 3種 違い」の知識が、そんなあなたの空間づくりの助けになれば嬉しいです。
もしかしたら、まだどれにしようか迷っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな時は、実際に施工をお願いする大工さんや工務店さんに相談してみるのもおすすめですよ。
プロの目線で、あなたのお家の環境や予算に合わせたベストな提案をしてくれるはずです。
ぜひ、あなたにとって一番心地よい住まいを手に入れてくださいね。
心から応援しています。