フスタゾールとメジコンの違いとは?

フスタゾールとメジコンの違いとは?

コンコンと止まらない咳、夜もぐっすり眠れなくて本当につらいですよね。
病院でお薬をもらったとき、「今回はフスタゾールが出たけれど、前に飲んだメジコンとは何が違うんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、どちらもよく使われるお薬なのですが、得意なことや性格が少し違うんですね。
この記事では、フスタゾールとメジコンの違いや、それぞれどんな特徴があるのかを分かりやすくお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、いま手元にあるお薬のことがしっかり理解できて、安心感につながるはずです。
早く良くなるように、一緒に見ていきましょうね。

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フスタゾールとメジコンの決定的な違い

フスタゾールとメジコンの決定的な違い
フスタゾールとメジコンは、どちらも「非麻薬性の咳止め(中枢性鎮咳薬)」というグループの仲間です。
でも、一言で表すならフスタゾールは「いろいろな働きを持つ多機能型」、メジコンは「咳を止めることに集中するシンプル型」という違いがあるんですね。

どちらも痰があまり出ない「コンコン」という乾いた咳(乾性咳嗽)を得意としていますが、お薬の成分が違うため、体への働きかけ方に少し差があります。
「同じ咳止めならどっちでもいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、お医者さんは患者さんの咳の様子や、のどの状態を見て、よりぴったり合うほうを選んでくれているんですよ。

なぜ2つの薬で性格が違うの?

なぜ2つの薬で性格が違うの?
では、なぜ同じ咳止めなのにこのような違いがあるのでしょうか。
それは、それぞれに含まれている有効成分と、その働き方に秘密があるからなんですね。
もう少し詳しくお話ししていきますね。

フスタゾールは「多機能型」のお薬

フスタゾールの成分は「クロペラスチン」というお薬です。
脳の延髄というところにある「咳の司令塔(咳中枢)」に働きかけて、咳の信号をブロックしてくれるんですね。

さらにフスタゾールには、咳の司令塔を抑えるだけでなく、他にもいくつかの嬉しい働きがプラスされているんです。

  • 気管支を少し広げて、呼吸を楽にする働き(気管支弛緩作用)
  • アレルギーのような反応を穏やかにする働き(抗ヒスタミン作用・抗コリン作用)
このように、咳を止めるだけでなく、のどや気管支の過敏な状態も一緒にケアしてくれるのがフスタゾールの大きな特徴なんですね。
いろいろなアプローチで咳を静めてくれるなんて、なんだか頼もしいですよね。

メジコンは「シンプルで一途」なお薬

一方、メジコンの成分は「デキストロメトルファン」というお薬です。
こちらもフスタゾールと同じように、脳の「咳中枢」に直接働きかけて、咳の反射を抑えてくれます。

メジコンの特徴は、なんといっても「咳の司令塔をピンポイントでしっかり抑える」ことに特化している点です。
フスタゾールのように気管支を広げたりする余分な働きは持たず、とにかく「コンコンという咳を鎮める」というお仕事に集中してくれるんですね。
咳の反射そのものを抑える対症療法として、とてもシンプルで優秀なお薬だと言えます。

効果の強さはどちらも同じくらいとされています

「性格が違うなら、どっちのほうが強く効くの?」と気になりますよね。
実は、どちらも非麻薬性のお薬でありながら、麻薬性の強い咳止め(コデイン)と同等程度の咳止め効果が期待できるとされています。

フスタゾールは、動物実験(モルモット)でコデインより強力な鎮咳作用を示したとの報告があり、その効果の強さが話題になることもあるんですね。
一方でメジコンも、二重盲検試験という信頼性の高いテストで、コデインと比較して同等の鎮咳作用が確認されているそうです。

つまり、どちらも「しっかり効くお薬」として医療の現場で評価されているので、「こっちだから効かないかも」と心配しなくても大丈夫ですよ。

どんな咳のときに使い分けるの?

それぞれの性格が分かったところで、「具体的にどんな場面で使い分けられているの?」という疑問が湧いてくるかもしれませんね。
ここからは、フスタゾールとメジコンがどんな咳に向いているのか、具体的な例をいくつかご紹介しますね。

気道が過敏になっているときはフスタゾール

風邪を引いた後、いつまでも咳だけが長引いてしまうことってありますよね。
「ちょっと冷たい空気を吸い込んだだけで咳き込む」「のどがイガイガして敏感になっている」といった、気道が過敏になっているタイプの咳には、フスタゾールが選ばれることが多いようです。

フスタゾールには気管支を広げたり、アレルギー反応を抑えたりする働きがあるので、喘息や気管支炎などで気管支が狭くなって咳が出ているケースでは、とてもプラスに働くとされています。
「のどが過敏になっていてつらいな」というときは、フスタゾールの多機能な働きがきっと優しくサポートしてくれますよ。

とにかくコンコンする咳を止めたいときはメジコン

一方で、「のどが渇いたようにコンコンと咳が出る」「会議中や電車の中で急に咳き込んで止まらなくなる」といった、純粋な乾いた咳(乾性咳嗽)をスッと鎮めたいときには、メジコンの出番です。

メジコンは咳の司令塔をピンポイントで抑えるのが得意なので、痰があまり絡まないコンコンという咳を止めることを最も得意としています。
また、メジコンは病院で処方されるだけでなく、ドラッグストアで買える市販薬(メジコンせき止め錠Proなど)もあるんですね。
「病院に行く時間はないけれど、このコンコンする咳を今すぐなんとかしたい」というとき、私たちにとっても身近で頼りになる存在かもしれませんね。

痰がよく出る湿った咳のときは要注意です

フスタゾールもメジコンも、「乾いた咳」を得意とするお薬です。
では、ゴホゴホと痰が絡む湿った咳のときはどうでしょうか。

実は、痰がたくさん出ているときに強い咳止めを使うと、痰が外に出せなくなってしまい、かえって症状が長引いたり悪化したりする可能性があると言われています。
咳は、体の中に入り込んだバイ菌や痰を外に追い出そうとする、体の大切な防御反応でもあるんですね。
そのため、痰がよく出る湿った咳では、どちらのお薬も「無理に止めすぎない」ことが大切とされています。
もし痰が絡んで苦しいときは、自己判断で咳止めを飲まずに、お医者さんに相談して痰を出しやすくするお薬(去痰薬)などを出してもらうようにしてくださいね。

フスタゾールとメジコンの違いをおさらいしましょう

ここまで、フスタゾールとメジコンの違いについてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
最後に、この記事のポイントを分かりやすくまとめておきますね。

  • フスタゾールは、咳を止めるだけでなく、気管支を広げたりアレルギー反応を抑えたりする「多機能型」のお薬です。
  • メジコンは、咳の司令塔(咳中枢)をピンポイントで抑えることに特化した「シンプル型」のお薬です。
  • どちらも非麻薬性ですが、コデインと同等程度のしっかりとした咳止め効果が期待できるとされています。
  • 気道が過敏になっているときはフスタゾール、純粋なコンコン咳を止めたいときはメジコンが向いていることが多いです。
  • どちらも乾いた咳を得意とし、痰が絡む湿った咳のときは無理に止めすぎないことが大切です。
「同じ咳止めでも、こんなに違いがあるんだな」と、お薬の奥深さを感じていただけたのではないでしょうか。

必要なときに頼って、ゆっくり休んでくださいね

咳が止まらないと、周りの目も気になりますし、何より体力が奪われて本当にしんどいですよね。
最近では、医師の間でも「咳止めはあくまで対症療法であり、必要なときに適切な期間だけ使うもの」という考え方が増えているそうです。
つまり、お薬で咳を抑えている間に、しっかりと体を休めて根本的な原因を治していくことが一番大切なんですね。

「フスタゾールとメジコンの違い」を知ることで、あなたが今飲んでいるお薬がどんな風に自分を助けてくれているのか、少しでもイメージしやすくなったら嬉しいです。
お薬の力を上手に借りて、温かい飲み物でのどを潤しながら、今日はどうかゆっくり休んでくださいね。
あなたのつらい咳が、一日も早く良くなりますように、心から願っています。