扁桃炎のウイルス性と細菌性の違いとは?

扁桃炎のウイルス性と細菌性の違いとは?

喉がひどく痛んだり、熱が出たりしたとき、「もしかして扁桃炎かな?」と不安になりますよね。
ツバを飲み込むだけでもつらいと、お食事や水分をとるのも一苦労かもしれません。
実は、扁桃炎には大きく分けて「ウイルス性」と「細菌性」の2種類があるのをご存知ですか?
それぞれ原因が違うため、治し方やお薬の種類も変わってくるんですね。
この記事では、扁桃炎のウイルス性と細菌性の違いや、症状の特徴、そして治療法の違いについてやさしく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、ご自身の症状がどちらに近いのかヒントが見つかり、正しい対処法が分かってきっと安心できるはずですよ。
つらい喉の痛みを早く和らげるためにも、一緒に詳しく見ていきましょうね。

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原因と治療法、特にお薬の必要性が大きく異なります

原因と治療法、特にお薬の必要性が大きく異なります

扁桃炎における「ウイルス性」と「細菌性」の最も大きな違いは、原因となる病原体と、それに伴う治療法なんですね。
結論から言うと、ウイルス性は風邪のウイルスなどが原因で比較的自然に治りやすいのに対し、細菌性は溶連菌などの細菌が原因で強い炎症を起こしやすく、抗生物質(抗菌薬)による治療が必要になる点が決定的な違いとされています。
同じ「喉の痛み」でも、原因によってお薬の効き目が全く異なるんですね。
この違いを知っておくことで、「なぜこのお薬が出たのかな?」という疑問もきっとスッキリすると思いますよ。

病原体の種類によって症状の出方や効くお薬が変わるからです

病原体の種類によって症状の出方や効くお薬が変わるからです

では、なぜウイルス性と細菌性でこんなにも治療法に違いがあるのでしょうか。
それは、そもそも体に悪さをしている「原因」が全く別の生き物だからなんですね。
もう少し詳しく、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ウイルス性の原因と特徴

扁桃炎全体で見ると、実はウイルス性の方が圧倒的に多いとされています。
主な原因は、ライノウイルスやアデノウイルス、インフルエンザウイルスなど、いわゆる「風邪」や「インフルエンザ」を引き起こすウイルスなんですね。
最近では、新型コロナウイルスが原因で扁桃炎の症状が出るケースもあると言われています。
ウイルスが原因の場合、喉の痛みだけでなく、鼻水や鼻づまり、咳、くしゃみといった「風邪症状」が一緒に出やすいのが特徴です。
熱は出ても軽度から中等度のことが多く、インフルエンザなどを除けば、ものすごい高熱になることは比較的少ないようですよ。

細菌性の原因と特徴

一方、細菌性の扁桃炎は、全体の20〜30%程度とされていますが、症状が重くなりやすいのが特徴です。
最も代表的な原因は、「A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)」と呼ばれる細菌です。
他にも、肺炎球菌やインフルエンザ菌(※インフルエンザウイルスとは別の細菌です)、ブドウ球菌などが原因になることもあります。
細菌が扁桃で増殖すると非常に強い炎症を起こすため、38度から39度以上の高熱が出やすく、全身のだるさや関節痛も強く出ることが多いんですね。
「急に高い熱が出て、喉が割れるように痛い…」というときは、もしかしたら細菌性かもしれませんね。

抗生物質が効くのは「細菌」だけなんです

治療法が大きく違う一番の理由は、抗生物質は細菌には効くけれど、ウイルスには全く効果がないからなんですね。
ウイルス性扁桃炎の場合、ウイルスを直接退治するお薬はほとんどないため、熱や痛みを和らげる解熱鎮痛薬を使いながら、ご自身の免疫力で自然に治るのを待つことになります。
一方で細菌性扁桃炎の場合は、原因となっている細菌をやっつけるために、アモキシシリンなどの抗生物質を飲むことがとても重要になってきます。
適切なお薬を飲むことで、辛い症状が早く和らぎ、重い合併症を防ぐことにもつながるんですよ。

症状や治療の具体的な違いを見てみましょう

「じゃあ、自分の喉の痛みはどっちなんだろう?」と気になりますよね。
ここでは、ウイルス性と細菌性を見分けるヒントになる具体的な違いや、治療の経過について3つのポイントでご紹介しますね。

見た目や痛みの強さの具体的な違い

ご自身の喉の奥を鏡で見たときや、痛みの感じ方にも違いが出やすいとされています。
それぞれの具体的な特徴は以下の通りです。

  • ウイルス性の場合:
    喉は赤く腫れますが、扁桃に明らかな白い膿が付くことは比較的少ないようです。痛みはあっても「少しツバを飲み込むと痛いな」という程度で済むことも多いんですね。
  • 細菌性の場合:
    喉の奥の扁桃の表面に、白い膿(白苔:はくたい)がべったりと付着していることがよくあります。痛みも非常に強く、「ツバを飲み込むのも涙が出るほど痛い」「食事が喉を通らない」といった激痛になることが多いようです。また、首のリンパ節がゴリゴリと腫れて痛むこともあります。

治るまでの期間とお薬の飲み方の違い

治るまでの道のりにも、少し違いがあるんですよ。

  • ウイルス性の場合:
    しっかりと水分や栄養をとり、ゆっくり休息していれば、だいたい1週間程度で自然に良くなっていくことが多いとされています。
  • 細菌性の場合:
    抗生物質を飲み始めると、数日ですっと熱が下がり、痛みも楽になることが多いです。
    ただ、ここで注意していただきたいのが、「症状が良くなったからといって、すぐにお薬をやめないこと」なんです。
    完全に細菌をやっつけるためには、お医者さんに指示された期間(多くは10〜14日ほど)しっかりとお薬を飲み切ることがとても大切なんですね。

合併症のリスクと最新の動向について

実は、溶連菌による細菌性扁桃炎をきちんと治療せずに放置してしまうと、後になって「急性腎炎」や「リウマチ熱」といった重い合併症を引き起こす恐れがあると言われています。
だからこそ、クリニックや医師の監修する記事でも「安易な自己判断で市販の抗生物質を使わず、必ず医療機関を受診してほしい」と強く呼びかけられているんですね。
また、最近では小さなお子さんの場合、原因の約4割がウイルス、約3割が溶連菌という報告もあり、お医者さんも迅速検査キットなどを使って慎重に見分けているそうです。
見た目だけで完璧に区別するのはお医者さんでも難しいことがあるので、私たち素人が自己判断するのは少し危険かもしれませんね。

ウイルス性と細菌性の違いを簡単におさらいしましょう

ここまで、扁桃炎のウイルス性と細菌性の違いについて一緒に見てきました。
気になっていた疑問は少し解消されましたでしょうか?
大切なポイントをもう一度整理しておきますね。

  • ウイルス性は、風邪症状と一緒に起こることが多く、抗生物質は効かないため、自分の免疫力で自然に治るのを待つのが基本です。
  • 細菌性は、溶連菌などが原因で、高熱や激しい喉の痛み、扁桃に白い膿がつくことが多く、抗生物質での治療が必須となります。
  • 細菌性の場合、重い合併症を防ぐために、お薬は途中でやめずに最後までしっかり飲み切ることがとても重要です。
  • 自己判断でお薬を選ばず、最終的にはお医者さんに診てもらうのが一番安心です。

どちらの扁桃炎であっても、喉が痛いときは無理をせず、柔らかくて刺激の少ない食べ物を選んだり、こまめに水分補給をしたりして、体を労わってあげてくださいね。

つらい喉の痛みは、無理せずお医者さんへ相談を

「この喉の痛み、もしかして細菌性かもしれない…」と思ったら、少し不安になってしまうかもしれませんね。
でも、大丈夫ですよ。適切な検査をして、ぴったりのお薬をもらえば、きっとすぐに楽になっていきます。
「ただの風邪かもしれないし、病院に行くのは大げさかな?」と遠慮してしまう気持ち、とてもよくわかりますよね。
でも、万が一細菌性だった場合、放っておくとつらい期間が長引いたり、合併症のリスクが高まったりしてしまうかもしれません。
何より、プロであるお医者さんに診てもらって「こうすれば良くなるよ」と教えてもらえるだけで、心がホッと軽くなりますよね。
つらいときは一人で我慢せずに、ぜひお近くの耳鼻咽喉科や内科、お子さんなら小児科を頼ってみてくださいね。
あなたの喉の痛みが、一日も早く良くなることを心から祈っています。
今日から無理をせず、温かいお部屋でゆっくりと休んでくださいね。