
痔の痛みや不快感、本当につらいですよね。
誰かに相談するのも少し恥ずかしくて、一人で悩んで我慢してしまう方も多いかもしれません。
病院でお薬をもらったり、薬局でお薬を探したりする中で、「ヘモポリゾン軟膏」と「ボラギノール」という名前を目にすることがあると思います。
「この2つ、一体どう違うんだろう?」「今の私のつらい症状には、どっちが合っているのかな?」と気になりますよね。
実は、多くの方が同じようにこの2つのお薬の違いについて疑問に感じているんですね。
この記事では、そんなあなたのために、2つのお薬の違いや特徴をわかりやすくお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、それぞれのお薬の働きがスッキリと理解できて、ご自身の症状に合ったケアを見つけるヒントになりますよ。
つらい痛みを少しでも早く和らげるために、一緒に見ていきましょうね。
2つのお薬の決定的な違いについて

結論からお伝えしますと、2つのお薬の大きな違いは「成分の働き」と「得意なこと」にあります。
ヘモポリゾン軟膏は、患部の免疫力を高めて傷の治りをじっくり助けるのが得意なお薬です。
一方のボラギノールは、強力な麻酔成分が入っていて、今すぐ何とかしたい強い痛みをサッと和らげるのが得意なんですね。
どちらも痔の症状を和らげるための素晴らしいお薬ですが、アプローチの仕方が少し違う、と覚えておいてくださいね。
ご自身の今の状況が「とにかく痛い!」のか、「じっくり傷を治したい」のかによって、選ぶべきお薬が変わってくるかもしれませんね。
成分と特徴から見るそれぞれの働き

なぜこのような違いが出るのか、気になりますよね。
それは、お薬に含まれている「成分」が違うからなんです。
それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
ヘモポリゾン軟膏の特徴
ヘモポリゾン軟膏(病院でよく処方される「強力ポステリザン軟膏」のジェネリックにあたります)には、「大腸菌死菌浮遊液」と「ヒドロコルチゾン」という成分が含まれています。
大腸菌と聞くと少し驚くかもしれませんが、これが患部の免疫を上手に誘導して、ばい菌からの感染を防ぎながら、傷口が治るのを助けてくれるんですね。
ステロイド(ヒドロコルチゾン)の強さはマイルドで、麻酔成分は入っていません。
そのため、痛みを一瞬で消すというよりは、じっくりと根本的な治癒を目指したい時に向いているとされています。
また、肛門周辺の湿疹や皮膚炎などにも幅広く使われることが多いんですよ。
ボラギノールの特徴
ボラギノール(特に薬局でよく見かける「ボラギノールA」シリーズなど)には、「プレドニゾロン酢酸エステル」というステロイドに加えて、「リドカイン」という強力な麻酔成分が含まれています。
この麻酔成分のおかげで、塗ったり注入したりした直後から、つらい痛みをスッと和らげてくれるんですね。
さらに、出血を抑える成分(アラントインなど)も入っています。
「とにかく今すぐこの痛みをどうにかしたい!」「出血していて不安…」という時に、とても頼りになる存在かもしれませんね。
痛みや腫れを素早く鎮めることに特化しているのが、ボラギノールの大きな特徴と言えそうです。
症状や状況に合わせた上手な選び方
では、実際にどのように使い分ければいいのか、具体的な例をいくつかご紹介しますね。
ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
1. 痛みが強くてすぐに対処したい場合
排便時や座った時に「ズキッ!」と強い痛みがある場合は、ボラギノールを選ぶ方が多いようです。
麻酔成分がしっかり効いてくれるので、日常生活のつらさを素早く和らげてくれますよね。
また、ボラギノールAは指定第2類医薬品として薬局やドラッグストアですぐに買えるのも、急いで痛みを止めたい時にはとても助かります。
2. 傷の治りをじっくりサポートしたい場合
痛みはそこまでひどくないけれど、なかなか治らない裂肛(切れ痔)や、慢性的な炎症がある場合は、ヘモポリゾン軟膏が向いているかもしれません。
患部の感染を防ぎながら自然な治癒を促してくれるので、時間をかけてしっかり治していきたい時に、お医者さんから処方されることが多いんですね。
ステロイドが弱めなので、比較的安心して使いやすいという声もあります。
3. 使う場所(内側か外側か)による違い
お薬の「形(剤型)」によっても使いやすさが変わってきますよね。
- ヘモポリゾン軟膏:主に患部に直接塗るタイプの「軟膏」です。外側の痔(外痔核)や、肛門周辺の皮膚炎などに指で優しく塗るのに適しています。
- ボラギノール:軟膏だけでなく、お尻の奥(内痔核)に直接お薬を届けられる「注入軟膏」や「坐剤」といった種類が豊富にあります。
特にボラギノールの注入軟膏はノズルが付いていて、内側の痔には注入し、外側の痔には塗るという「内と外の両方」に使えるので、どこに症状があるか迷った時にも使い勝手がいいかもしれませんね。
※お薬を使う時のちょっとしたコツ
軟膏タイプのお薬は、皮膚からゆっくり吸収されるため、効果が出るまでに少し時間がかかることがあります。
お薬を使うタイミングとしては、1日2回、排便の後や就寝前に使うと、患部が清潔な状態で長くお薬が留まるのでおすすめですよ。
ただ、どちらのお薬にもステロイドが含まれていますので、長期間(目安として1〜2週間以上)使い続ける場合は、一度お医者さんに相談してみてくださいね。
最近では、ステロイドが入っていないお薬(ボラザG軟膏など)を選ばれる方も増えているんですよ。
2つのお薬の特徴のおさらい
ここまで、2つのお薬について見てきましたが、いかがでしたか?
簡単に整理すると、以下のようになりますね。
- ヘモポリゾン軟膏:治癒促進と免疫サポートが得意。麻酔成分はなし。じっくり治したい方向け。(主に病院で処方)
- ボラギノール:即効性のある痛み止めと止血が得意。麻酔成分あり。今すぐ痛みを抑えたい方向け。(薬局で買える)
どちらのお薬が優れているというわけではなく、あなたの今の症状に合わせて選ぶことが一番大切なんですね。
ご自身の体の声に耳を傾けて、無理のない選択をしてくださいね。
あなたに合ったケアで、快適な毎日を取り戻しましょう
痔の悩みは、なかなか人に言えなくて本当に辛いですよね。
でも、決してあなただけではありません。多くの方が同じように悩みを抱えていますし、適切なお薬を使うことで、きっと症状は和らいでいきますよ。
もし、今とても痛くて我慢できないなら、まずは薬局でボラギノールなどの市販薬に頼って、痛みを落ち着かせるのも一つの手です。
でも、症状が長引いたり、お薬を使ってもなかなか良くならない場合は、どうか無理をせずに、一度お医者さんに診てもらってくださいね。
病院なら、ヘモポリゾン軟膏のような、あなたの症状にぴったり合ったお薬を処方してもらえますし、安心感にもつながると思います。
一人で抱え込まずに、自分に合ったケアを見つけてくださいね。
あなたが1日でも早く、痛みのない穏やかで快適な毎日を取り戻せるよう、心から応援しています。