八味地黄丸のツムラとクラシエの違いとは?

八味地黄丸のツムラとクラシエの違いとは?

夜中に何度もトイレで目が覚めたり、なんとなく腰が重痛かったり……。
年齢とともに増えるちょっとした不調に、八味地黄丸を試してみようかなと思うこと、ありますよね。
でも、いざ薬局に行ったり病院で処方されたりするとき、「ツムラとクラシエ、どっちがいいんだろう?」と迷ってしまうかもしれません。
この記事では、そんなあなたのために、ツムラとクラシエの八味地黄丸の違いを優しく解説していきますね。
最後まで読んでいただければ、ご自身のライフスタイルや好みにぴったりなお薬が選べるようになり、毎日をより快適に過ごすヒントがきっと見つかるはずです。
それでは、一緒に見ていきましょう。

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効果はほぼ同じ!一番の違いは「飲みやすさ」と「飲む回数」

効果はほぼ同じ!一番の違いは「飲みやすさ」と「飲む回数」
ツムラとクラシエの八味地黄丸は、どちらも「腎虚(じんきょ)」と呼ばれる状態からくる症状を和らげる効果が期待できます。
腎虚というのは、漢方の考え方で、加齢とともに生命力や潤いが不足してしまう状態のことなんですね。
これによって引き起こされる頻尿や腰痛、むくみ、しびれといったお悩みに対して、基本的な効き目に大きな差はないとされています。

では、何が違うのかというと、一番の違いはお薬の形(剤形)と、1日に飲む回数なんです。
ツムラは少し粒の大きい「顆粒」で1日3回飲むのが基本ですが、クラシエは粒の細かい「細粒」や飲みやすい「錠剤」があり、飲む回数も選べる幅が広いのが特徴です。
毎日続けるものだからこそ、ご自身が一番ストレスなく飲める形を選ぶことが大切なんですね。

なぜメーカーによって違いが生まれるの?

なぜメーカーによって違いが生まれるの?
同じ「八味地黄丸」という名前なのに、どうしてメーカーによって違いがあるのか気になりますよね。
実は、それには漢方薬ならではの理由があるんです。

日本薬局方の基準と製法の違い

漢方薬は昔から伝わる古典的な処方ですが、現代の日本では「日本薬局方」という国が定めたルールに基づいて作られています。
このルールの中では、複数の作り方が認められているんですね。
そのため、メーカー間で生薬の種類や量、製法に微妙な違いが生じるんです。
同じ料理でも、作る人によって少しずつレシピや隠し味が違うのと同じかもしれませんね。

エキス製剤と生薬末製剤って?

作り方の違いとして代表的なのが、「エキス製剤」と「生薬末製剤」です。
ツムラは主に、生薬をグツグツと煎じて有効成分を抽出し、それを乾燥させた「エキス製剤」を作っています。
インスタントコーヒーのように、成分がギュッと詰まっているイメージですね。

一方、クラシエの市販薬(八味地黄丸Aなど)は、生薬をそのまま細かく粉砕した「生薬末製剤」を採用しているものもあります。
こちらは、生薬そのものの風味や成分をまるごと取り入れられるのが魅力です。
また、クラシエの「料エキス錠」などは、ツムラと同じように煎じて抽出したエキス製剤なんですよ。
作り方が違うと、香りや風味にも少し違いが出るので、好みが分かれるところかもしれませんね。

ツムラとクラシエの違いを4つのポイントで比較

ここからは、より具体的にツムラとクラシエの違いを見ていきましょう。
お薬を選ぶときの参考にしてみてくださいね。

1. お薬の形(剤形)のバリエーション

毎日飲むお薬だからこそ、飲みやすさはとっても大切ですよね。
ツムラは主に「顆粒剤」のみとなっています。
顆粒は少し粒が大きめなので、お湯にサッと溶かして、漢方本来の香りを感じながら飲むのが好きな方に向いているかもしれません。

一方、クラシエは「細粒剤」と「錠剤」が用意されています。
細粒はツムラの顆粒よりも粒が小さく、口の中でざらつきを感じにくいのが特徴です。
さらに、粉薬がどうしても苦手という方には、クラシエの錠剤タイプがとてもおすすめです。
お水でゴクッと飲めるので、漢方独特の味や匂いが気になりにくいですよね。

2. 1日に飲む回数とライフスタイル

お仕事や家事、お出かけなどで忙しいと、「1日3回、食前に飲む」というのが意外と難しかったりしませんか?
ツムラは原則として「1日3回」飲むように作られています。
お食事のペースが規則正しい方なら、無理なく続けられそうですよね。

クラシエの場合は、細粒剤なら「1日1〜3回」、錠剤なら「1日3回」とされています。
特に細粒剤は、症状や生活スタイルに合わせて飲む回数を調整しやすいのが嬉しいポイントです。
「お昼はどうしても飲み忘れてしまう……」という方には、クラシエの方が気持ちが楽かもしれませんね。

3. 医療用と市販薬(一般用)の成分量の違い

実は、病院で処方される「医療用」と、ドラッグストアなどで買える「市販薬(一般用)」でも、少し違いがあるんです。
ツムラは医療用の漢方薬市場で大きなシェアを持っていて、病院で処方されることが多いですよね。
一方、クラシエは市販薬の種類を強化していて、薬局で手軽に買えるラインナップが充実しています。

市販薬は、どんな体質の方が飲んでもトラブルが起きにくいように、医療用よりも成分量が少し少なめに調整されていることが多いとされています。
安全性に配慮されているからこそ、初めての方でも安心して試しやすいんですね。

4. 価格と適応症のちょっとした違い

長く続けるとなると、お値段も気になりますよね。
医療用の場合、1gあたりの薬価(お薬の公定価格)は、ツムラが約9.8円、クラシエの細粒が約15.5円とされています。
保険が適用されれば自己負担は減りますが、少し価格に差があるんですね。

また、効果効能(適応症)の表記にも、メーカーごとの個性が少し見られます。
どちらも腰痛や頻尿、むくみなどに効くのは同じですが、ツムラは高血圧に伴う肩こりや耳鳴りなど幅広い症状をカバーしている印象です。
一方のクラシエは、お年寄りの皮膚のかゆみ(そう痒)や、目のかすみ(霧視)といった症状を強調している傾向があります。
ご自身の気になる症状に合わせて、薬剤師さんやお医者さんに相談してみるのも良いかもしれませんね。

あなたにぴったりの八味地黄丸の選び方

ここまで、ツムラとクラシエの八味地黄丸の違いについて一緒に見てきました。
「なんだか難しそう」と思っていた方も、少し整理できたのではないでしょうか?

効果自体はどちらもほぼ同じとされていますので、選ぶときは「飲みやすさ」と「生活スタイル」を基準にするのがおすすめです。

  • 粉薬に抵抗がなく、お湯に溶かして漢方の香りを楽しみたい方
  • 1日3回、規則正しくお薬を飲める方
  • 病院で処方してもらいたい方
こんな方には、ツムラの八味地黄丸が合っているかもしれませんね。

  • 粉薬が苦手で、味や匂いを感じにくい錠剤を選びたい方
  • お昼の飲み忘れが多く、飲む回数を調整したい方
  • まずはドラッグストアで手軽に試してみたい方
こんな方には、クラシエの八味地黄丸がぴったり寄り添ってくれるはずです。

漢方薬は、自分の体質や生活に合ったものを、焦らずゆっくり続けることが大切だと言われています。
「どっちがいいかな?」と迷っていた気持ちは、少し軽くなりましたでしょうか?
まずはご自身が「これなら毎日ストレスなく飲めそうだな」と思える方を選んで、無理のない範囲で始めてみてくださいね。
夜ぐっすり眠れたり、腰の重さが和らいだり。
あなたの毎日が、今よりもっと軽やかで心地よいものになるよう、心から応援しています。