マツイカとスルメイカの違いって何?

マツイカとスルメイカの違いって何?

スーパーの鮮魚コーナーでお買い物をしているとき、「マツイカ」という名前を見かけて、「スルメイカと何が違うんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
見た目はそっくりなのに名前が違うと、どちらを買えばいいのか少し戸惑ってしまいますよね。
「聞いたことのない名前だけど、味は美味しいのかな?」「どうやって調理するのが正解なんだろう?」と悩んでしまう方も多いかもしれませんね。

実はこの2つ、似ているようで全く別のイカだったり、逆に同じイカを指していたり、少し複雑な事情があるんですね。
この記事を読めば、2つのイカの本当の違いや、それぞれにぴったりな美味しい食べ方がスッキリわかりますよ。
違いを知ることで、今日作りたいお料理に合わせて賢くイカを選べるようになります。
きっと、毎日の食卓がもっと豊かで楽しいものになるはずです。
私たちと一緒に、イカのちょっとした秘密を紐解いていきましょうね。

実は別種?それとも同じ?2つのイカの本当の関係

実は別種?それとも同じ?2つのイカの本当の関係

結論からお伝えすると、スーパーなどで「アルゼンチン産」や「カナダ産」などと書かれているマツイカは、スルメイカとは全く別の種類の輸入イカなんですね。
学名も異なり、生物学的にも別のグループに分類されているんです。

一方で、少しややこしいのですが、日本の特定の地域では国産のスルメイカのことを昔から「マツイカ」と呼ぶこともあるんです。
つまり、「マツイカ」という名前には、外国からやってきた別の種類のイカと、日本近海で獲れたスルメイカの地方名という、2つの意味が含まれているんですね。
パッケージの「産地表示」を見ることが、どちらのイカなのかを見分けるための最大のポイントになりそうです。

どうして名前が混同されやすいの?その背景を探ります

どうして名前が混同されやすいの?その背景を探ります

全く違う種類のイカなのに、どうして同じような名前で呼ばれて混同されてしまうのでしょうか。
それには、日本の食文化や近年の漁業の状況が深く関わっているみたいなんですね。
少し詳しく見ていきましょう。

生物学的な分類と産地が違うんですね

私たちが昔からよく食べているスルメイカは「スルメイカ属」に分類されていて、主に日本近海を回遊している国産中心のイカです。
寿命は1年ほどと言われていて、季節ごとに日本の周りを旅しているんですね。

対して、スーパーでよく見かける輸入物のマツイカは「アルゼンチンマツイカ」などと呼ばれ、アカイカ科に属する別属の別種になります。
主にアルゼンチンやカナダなどの遠い海で獲れるものなんですね。
生まれた場所も分類も違う、いわば遠い親戚のような関係かもしれませんね。

地域によって呼び名が変わるから不思議ですよね

スルメイカは昔から日本全国の食卓で親しまれてきたので、地域ごとにいろんな愛称がつけられているんです。
「マイカ」や「バライカ」「ムギイカ」、そして「マツイカ」もその地方名の一つなんですね。
地元で獲れた新鮮な国産スルメイカに「マツイカ」という値札が貼られている地域もあるので、これが少し混乱してしまう理由かもしれませんね。

スルメイカの不漁が関係しているかもしれません

「最近、スーパーでマツイカってよく見るようになったな」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
実は近年、日本産のスルメイカの漁獲量が減ってしまい、価格が高騰しているんですね。
手軽に買えたスルメイカが、少し高級なお魚になってきているんです。

その代わりとして、価格が手頃なアルゼンチンマツイカなどの輸入イカが、私たちの食卓を守るためにたくさん輸入されるようになったと言われています。
スルメイカのピンチを助けてくれる、頼もしい存在とも言えそうですよね。

表示を見る時のちょっとした注意点

輸入物のマツイカが増えてきたことで、スーパーの表示にも少し注意が必要になってきているそうです。
例えば、「マツイカ(アルゼンチン産)」と書かれていれば、それは輸入品のアルゼンチンマツイカだとわかりますよね。
でも、もし「スルメイカ(アルゼンチン産)」と書かれていたら、それは少し不適切な表示になってしまう可能性があるんです。
なぜなら、アルゼンチンで獲れるのはスルメイカではなく、別種のマツイカだからなんですね。
お買い物のときは、名前と産地の組み合わせを少し気にかけてみると、安心して選べるかもしれませんね。

見た目や味はどう違う?特徴と美味しい食べ方

種類が違うということは、やっぱり味や食感にも違いがあるのでしょうか。
お料理をする私たちにとって、一番気になるポイントですよね。
それぞれの特徴を知って、美味しくお料理してあげましょう。

見た目やサイズはそっくりなんです

どちらのイカも「ツツイカ目」というグループの仲間なので、細長い筒状の体に菱形のエンペラ(耳)がついています。
パッと見ただけでは、プロの方でも見分けるのはとても難しいそうですよ。
サイズも同じくらいなので、売り場に並んでいると本当にそっくりですよね。
ただ、国産のスルメイカは興奮すると赤褐色に発色するという、少し面白い特徴があるみたいです。

食感には少し違いがあるみたいです

見た目はそっくりでも、食べてみると少し違いがわかるかもしれません。
国産のスルメイカは身が柔らかく、旨味がたっぷり詰まっています。
肝(ゴロ)も濃厚で美味しいので、お酒のおつまみにも最高ですよね。

一方、輸入物のマツイカは、スルメイカと比べると少し肉質が硬めだと言われています。
そのため、お刺身などの生食にはあまり向いていないとされているんですね。
でも、熱を加えると程よく柔らかくなる性質があるので、火を通すお料理には大活躍してくれるんですよ。

それぞれのおすすめ調理法をご紹介しますね

それぞれのイカの良さを引き出す、おすすめの調理法をまとめてみました。
メニューを考えるときの参考にしてみてくださいね。

  • スルメイカのおすすめ:身が柔らかいので、お刺身などの生食にぴったりです。また、美味しい肝を活かした塩辛やワタ焼き、もちろん干物や煮物など、どんな和食にも万能に使えます。
  • 輸入マツイカのおすすめ:肉質がしっかりしているので、バター炒めや天ぷら、フライなど、しっかり加熱するメニューによく合います。煮崩れしにくいので、イカ飯にするのもおすすめですよ。

輸入マツイカは、業務用として冷凍の「ツボ抜き(内臓や目玉を取り除いたもの)」で売られていることも多いんです。
面倒な下処理の手間が省けるので、忙しい日の夕食作りにはとっても嬉しいポイントですよね。
冷凍庫にストックしておけば、いつでもパパッと美味しいイカ料理が作れそうです。

それぞれの良さを知って、毎日の食卓をもっと楽しく

ここまで、マツイカとスルメイカの違いについて一緒に見てきました。
少し複雑だった2つのイカの関係も、整理してみるとスッキリしますよね。
最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしておきましょう。

  • スーパーで見かける輸入「マツイカ」は、スルメイカの代わりとして普及している外国産の別種
  • 国産のスルメイカを地方名で「マツイカ」と呼ぶこともあるので、産地表示をしっかりチェックする
  • スルメイカは生食や肝を使う料理に、輸入マツイカは加熱調理にぴったり

どちらのイカが優れているというわけではなく、それぞれに違った良さや魅力があるんですね。
作りたいお料理や用途に合わせて使い分けるのが、一番美味しくいただくコツかもしれません。

次のお買い物のときは、ぜひ鮮魚コーナーの産地表示をちらっと確認してみてくださいね。
「今日は新鮮な国産スルメイカが手に入ったから、贅沢にお刺身とワタ焼きにしようかな」
「冷凍のアルゼンチンマツイカがお買い得だから、子供が大好きなイカの天ぷらにしよう」
そんな風に、イカの種類を知ることでメニューを考えるのがきっと楽しくなるはずです。
あなたのご家庭の食卓にぴったりのイカを選んで、美味しいお料理をたくさん楽しんでくださいね。